AdSenseから突然届いた「ポリシー違反レポート」。 見慣れない通知に驚いたり、広告が止まってしまって焦ったり、そんな経験をした人も多いかもしれない。
このブログでは、実際に違反通知を受け取ったときの流れを記録としてまとめている。 どんな内容だったのか、どこが違反とされたのか、どうやって修正したのか、そして再審査をどう通過したのか。
同じような状況にいる人が、少しでも落ち着いて対応できるように。 「自分にもできそう」と思えるように。 そんな気持ちで、画面キャプチャや手順を交えながら、できるだけわかりやすく整理してみた。
AdSenseの通知は機械的で、理由がはっきりしないこともある。 でも、ひとつずつ確認して、必要な修正をすれば、ちゃんと通過できる。
AdSenseポリシー違反とは何か
突然届いた『ポリシー違反レポート』。でも、そもそも何が“違反”なのか分からない…そんな不安を抱える方へ。まずはAdSenseのポリシー違反とは何かを、初心者にもわかりやすく解説します。
AdSenseポリシー違反とは?
よくある違反例(アダルト・誤クリック誘導・コンテンツの質)
違反タイプ | 内容 | 備考 |
---|---|---|
アダルト系 | 性的な表現、風俗、過度な露出など | 一部の表現でもNGになることがある |
誤クリック誘導 | 「クリックしてね」「おすすめ!」などの誘導表現 | 広告の周囲に誘導文言を置くと違反になる |
コンテンツの質 | 内容が薄い、コピーが多い、広告ばかり | 特に自動生成ページや空白ページに注意 |

↑違反例の1つ、アダルトコンテンツ関連。上記各項目の1つにでも該当すると警告が来て対応を迫られる。

↑違反例の1つ、衝撃的なコンテンツ関連。上記各項目の1つにでも該当すると警告が来て対応を迫られる。
サイト単位での違反とページ単位での違反の違い
単位 | 内容 | 影響範囲 | 対応の緊急度 |
---|---|---|---|
ページ単位 | 特定の1ページのみ広告停止 | 他のページは影響なし | 中程度(修正すれば復活可能) |
サイト単位 | サイト全体の広告が停止 | 全ページに影響 | 高(収益が全停止する可能性) |

↑URLが記載されているのでページ単位の違反。
違反通知はどのように届くか(メール・ポリシーセンター)
ポリシー違反があると、Googleから通知が届く。 でも、メールだけでは情報が足りなかったり、ポリシーセンターの場所が分からなかったりして、戸惑うこともある。
ここでは、通知メールの内容と、ポリシーセンターの見方、そして通知が更新されるタイミングについて整理しします。
通知メールの件名と内容

件名例:「AdSense サイト運営者向けポリシー違反レポート」
差出人:publisher-policy-noreply@google.com(返信不可)
メール本文には以下の情報が含まれることが多い:
ポリシーセンターの場所と見方

アクセス方法: AdSenseにログイン → 左メニュー「ポリシーセンター」 → URL<https://www.google.com/adsense/[ユーザー別アドレス]/policy-center
>
ポリシーセンターで確認できる情報:
見方のポイント:
通知のタイミングと更新頻度
項目 | 内容 |
---|---|
通知タイミング | 違反が検出された直後〜数日以内に届くことが多い |
メールとポリシーセンターのズレ | メールが先に届くか、ポリシーセンターへの反映が先か時間差がある(今回の私の場合はポリシーセンターが先でした) |
更新頻度 | 修正後、翌日〜1週間で「対応済み」になることが多い(即時ではない) |
再審査結果の通知 | 審査結果はメールで届く、反映はポリシーセンターにも表示される |
※通知の反映には時間差があるため、修正後すぐに反映されなくても焦らないことが大切
違反箇所の特定方法と注意点
通知は来たけど、どこが違反なのか分からない…そんなときに役立つ“違反箇所の探し方”を、画面キャプチャ付きで解説します。
ポリシーセンターで違反ページを確認する

↑ページ単位での違反の場合は「問題のある場所」としてURLが提供されるので、そのページ内の違反に該当しそうな部分を修正or削除で対応する。ページ内に怪しい箇所が複数ある場合は全て対応する。(ポリシーセンターではページ内のどこの場所か迄は教えてくれない。)
違反の種類から原因を推測する
違反カテゴリ | よくある原因 | チェックポイント |
---|---|---|
アダルト系 | 肌の露出、性的な表現、リンク先の内容 | 画像・文言・外部リンクを確認 |
誤クリック誘導 | 「おすすめ」「クリックしてね」などの誘導文 | 広告周辺の文言・配置を見直す |
コンテンツの質 | 内容が薄い、広告ばかり、コピーコンテンツ | テキスト量・独自性・構成を確認 |
Search Consoleやアクセス解析も活用する
見落としやすい注意点
修正作業の流れと対応方針
違反箇所が分かったら、次は修正です。焦らず、正しく対応するための作業手順を、実際の画面とともに紹介します。
修正作業の基本ステップ
ステップ | 内容 |
---|---|
① 該当ページの確認 | ポリシーセンターで表示されたURLを開く |
② 違反内容の再確認 | 通知文の違反カテゴリ(例:コンテンツの質)を読み直す |
③ 修正方針の決定 | 削除・変更・非表示など、対応方法を選ぶ |
④ 実作業 | テキスト・画像・広告配置などを修正する |
⑤ 修正後の確認 | 表示確認+ポリシー違反が残っていないかチェック |

↑右端の「修正」を選ぶ

↑問題のあるページの「問題」とは何かが記載されている、さらに具体的に見るには左の「(違反名)コンテンツ」を選ぶ、違反箇所の修正が済んだら「審査プロセスを開始」を選ぶ

↑「(違反名)コンテンツ」を選ぶと具体的内容が記載されている

↑対処した方法を「詳細」から選び、チェックボックスにチェックを入れ、「審査をリクエスト」を選ぶ

↑審査はリクエストされたとなる。

↑ポリシーセンターの一覧が「審査中」に変化する

↑審査に通ると「問題」の記載は消え、「現在、問題はありません」といういつもの状態に戻る
修正方針の考え方
修正時の注意点
サイト全体の見直しも検討
修正完了の報告方法と審査待ちの流れ

修正が終わったら、次は「修正済みです」とGoogleに伝えるステップ。 以前のように文章を書く必要はなく、ポリシーセンターの「審査をリクエスト」ボタンを押すだけで申告できるようになっている。
修正完了の報告方法
審査待ちの流れと注意点
項目 | 内容 |
---|---|
審査期間 | 通常1〜5営業日程度(長いと1週間以上かかることも) |
結果通知 | メールで届く(ポリシーセンターにも反映される) |
再審査失敗時 | 修正漏れがある可能性。通知内容を再確認して再申告する |
審査結果と再発防止のポイント
修正を終えて報告したら、あとは審査結果を待つだけ。 通過すれば広告が復活するが、また違反通知が来ないようにするには、少しだけ意識を変える必要がある。
ここでは、審査結果の確認方法と、再発防止のためにできることをまとめておく。
審査結果の通知形式と確認方法
再発防止のためのチェックリスト
項目 | 内容 |
---|---|
コンテンツの質 | コピーや空白ページを避け、独自性のある内容を心がける |
広告配置 | 誘導文言を使わず、広告とコンテンツの間に十分な余白を取る |
外部リンク | リンク先の内容も確認。アダルト・薬機法違反などに注意 |
画像使用 | 商用利用OKの素材を使い、出典やライセンスを明記する |
定期チェック | 月1回程度、ポリシーセンターと主要ページを見直す習慣をつける |
今後の運用方針と予防策
AdSenseのポリシー違反通知は、突然やってくる。 でも、通知を受け取ったからといって、すべてが終わるわけではない。
このブログでは、実際に違反通知を受け取ったときの流れを、できるだけわかりやすく記録してきた。 通知の内容、違反箇所の探し方、修正作業、そして審査通過までのステップ。
どれも特別な技術が必要なわけではなく、ひとつずつ確認して、丁寧に対応すれば、ちゃんと広告は戻ってくる。 そして、同じことを繰り返さないことも大切。
以上、AdSenseポリシー違反レポートへの対応記録と再審査の通過ポイント【AdSense サイト運営者向けポリシー違反レポート】でした。

では、おつかれさまでした~
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