クラウドストレージは、スマホやパソコンのデータを手軽に保存・共有できる便利なツール。
でも、「何でもクラウドに入れてしまって大丈夫?」と不安に思ったことはありませんか?
この記事では、クラウドに保存しない方がいいファイルの種類とその理由、そして保存前に確認すべきポイントをわかりやすく解説します。
クラウドに保存すべきでないファイルとは?
クラウドは万能ではありません。以下のようなファイルは、原則として保存を避けるべきです。
ファイルの種類 | 理由 | 例 |
---|---|---|
システムファイル | OSの動作に依存し、クラウド保存に適さない | Windowsのレジストリ、macOSのカーネル拡張など |
実行ファイル | ライセンス制限や動作保証の問題 | .exe, .dll, .pkg, .app など |
著作権のあるメディア | 利用規約違反や違法アップロードのリスク | 購入した音楽・映画・電子書籍のファイル |
高度な個人情報 | 不正アクセス時のリスクが高い | マイナンバー、パスポート画像、銀行口座情報など |
契約で外部保存が禁じられている業務データ | 法的・契約違反になる可能性 | NDA対象の資料、顧客リスト、未公開の研究データ |
保存はできるが「慎重に扱うべき」ファイル
クラウドに保存しても問題ないが、設定や使い方に注意が必要なファイルもあります。
家族や子どもの写真・動画
医療・健康関連の記録
仕事の資料(個人クラウドに保存する場合)
保存前に確認したいチェックリスト
クラウドに保存する前に、以下の項目をチェックしておきましょう。
チェック項目 | YES / NO |
---|---|
法的・契約上の制限はないか? | □ |
第三者に見られても問題ないか? | □ |
暗号化されているか?(通信・保存時) | □ |
共有設定は適切か?(公開範囲・権限) | □ |
パスワードや復号キーの管理はできているか? | □ |
よくある質問(Q&A)
Q. クラウドにパスワード一覧を保存してもいい?
→ 基本的には避けるべきです。どうしても保存するなら、ゼロ知識暗号化対応のクラウド+強力なパスワード管理が必須です。
Q. 家族の写真をクラウドに保存するのは危険?
→ 保存自体は問題ありませんが、共有設定や顔・位置情報の扱いに注意しましょう。
Q. 会社の資料を個人のGoogle Driveに保存してもいい?
→ 社内ルールによります。許可されていない場合は契約違反になる可能性があります。
Q. クラウドに保存したファイルは運営会社に見られる?
→ 通常のクラウドでは技術的に可能です。ゼロ知識暗号化対応クラウドなら、運営側も中身を見られません。
まとめ:「便利さ」と「守るべきもの」のバランスを
クラウドは便利なツールですが、すべてのファイルが安全に保存できるわけではありません。
「便利だからつい保存してしまった…」が、後悔につながらないように。
以上、【クラウド関連】クラウドに保存してはいけないファイルとは?【セキュリティ】でした。

hajizo
では、おつかれさまでした~
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