windowsのセキュリティー設定でよく見かける PINとパスワード。一見同じように見えますがその違いを仕組みとともに解説します。
パスワード
下の画像は Microsoft アカウントを作る時に出てくるパスワードを入れる場面です。
この Microsoft アカウントのパスワードは保存される場所がネットワークを経由したサーバー上になります。
サーバーとの通信は暗号化されてはいるものの、ネットワークを経由するということでパスワードが盗まれるかもしれません。
PIN
「PIN」もその形はパスワードと同じで、英数字を組み合わせた文字列です。
下の画像は PIN を入れる場面です。
PINはパスワードと違い認証にインターネットを経由しません。アクセス先はパソコンの中にある「TPM」と呼ばれるセキュリティチップです。
インターネット上で盗まれるという心配がないのです。
PINとパスワードはどちらが安全なのか
一見するとPINの方が短い文字列なので、パスワードの方が安全なのではないかと思われがちですが、PINはインターネット上に送信されることがないので漏れる心配をしなくてもいいのです。
このことについて解説している Microsoft サイトでも、パスワードよりPINの方が優れていると述べられています。
以上、パスワードとPINの違いについてでした。
では、また~