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Windows 11 ネットワークアダプターの管理・共有設定・データ使用量・ネットワークリセット[設定>ネットワークとインターネット>ネットワークの詳細設定]

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「ネットワークの詳細設定」は、ネットワークアダプターの管理・共有設定・データ使用量・ネットワークリセットなど、ネットワークの高度な操作をまとめた場所です。

ネットワークに関する高度な設定を一括管理するためのハブであり、

  • アダプターの管理
  • 共有設定
  • データ使用量
  • 接続プロパティ
  • ネットワークリセット

など、ネットワークの深い部分を触るときに使います。

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設定の開き方

画面下の「スタートボタン(Windows アイコン)」をクリックし、画面内の「設定」をクリックします。

メニュー「ネットワークとインターネット」を選択し、右側の「ネットワークの詳細設定」を選択します。

ネットワークアダプター

PC に搭載されているネットワークアダプター(Wi-Fi / 有線LAN / Bluetooth など)の状態を確認・管理するための場所で、ネットワークアダプターがすべて表示されます。また、アダプターの有効化 / 無効化を切り替えられます。

表示されているネットワークアダプターをクリックすると、送受信バイト数や稼働時間、速度などアダプターの概要を確認できます。

アダプターの名前を変更

複数のアダプターがある場合、名前を変更して管理しやすくできます。

追加のプロパティを表示

ネットワークアダプターの技術的な詳細情報を確認するための情報パネル。(トラブルシューティングやネットワーク調査に役立つ情報がまとまっている。)

その他のアダプターオプション

「編集」でWindows 7/8/10 時代からあるネットワーク接続の画面が表示され、windows 設定では触れない高度なネットワーク設定を行える。

その他の設定

ネットワークアダプター以外の追加ネットワーク設定(共有設定・データ使用量・接続プロパティ・リセットなど)をまとめた領域です。

共有の詳細設定

Windows の共有機能の ON/OFF を管理する中枢で、

  • ネットワーク探索
  • ファイルとプリンターの共有
  • 自動デバイス設定
  • パスワード保護共有

これらをまとめて制御する場所です

プライベートネットワーク

初期ではオン。(オンのままで問題ない)

自宅や職場など、信頼できる環境ではオンにしてチェックを入れることにより、他のデバイスからの検出が可能になり、ファイルやプリンターの共有が許可されます。

パブリックネットワーク

初期はオフ。

カフェのフリーWi-Fiなど、不特定多数が利用する場所で推奨されます。自分のPCが他の機器から見えないよう制限され、共有が禁止されるためセキュリティが高まります。

「パブリックネットワーク」の項目を一時的にオンにする場合
  • 公共 Wi‑Fi 上で、どうしても自分の PC を他のデバイスから見えるようにしたい場合
    ・出先で、同僚の PC とファイルを共有する必要がある
    ・カフェの Wi‑Fi で、スマホから PC の共有フォルダにアクセスしたい
    ・公共ネットワーク上でプリンター共有を使う必要がある
  • 会社のネットワークが「パブリック」と認識されてしまっている場合
    ・ネットワーク探索ができない
    ・共有フォルダが見えない
    ・NAS にアクセスできない
  • 特殊なネットワーク環境で、共有を強制的に有効にしたい場合
    ・仮想環境(VMware / VirtualBox)
    ・特殊な業務用ネットワーク
    ・一時的なテスト環境

すべてのネットワーク

家庭内ネットワークでも職場ネットワークでも、すべての種類のネットワークに共通して適用される共有設定 をまとめたセクションです。

パブリックフォルダー共有」をオンにするとPublic以下のすべてが共有対象 になります。
Wi‑Fiでも有線LANでも、同じネットワークに接続している機器ならアクセス可能となります。そのためアクセスされても問題ないデータだけを置くようにし、通常はオフのままが安全

パブリックフォルダーの場所は「C:\Users\Public\」を丸ごと指します。

データ使用状況

過去のデータ通信量(インターネット使用量)を確認したり、データ通信の上限を設定する場所です。
Windows11は、PCがどれだけネット通信を行ったかを自動で記録しており、「データ使用状況」ではその統計を確認できます。

「データ使用状況」でできること
  1. 過去のデータ通信量を確認
    過去 24 時間 / 7 日間 / 30 日間 の通信量を確認できる
    Wi-Fi と有線 LAN を切り替えて確認できる
  2. アプリごとの通信量を確認
    どのアプリがどれだけ通信しているかが一覧で表示される
    例:
    Edge が 3GB
    OneDrive が 1GB
    Windows Update が 2GB
  3. データ通信量の上限(制限)を設定
    毎月・週次・日次・一回限り の上限を設定できる
    上限に近づくと通知が出る(通信が止まるわけではない)
  4. データ使用量の統計をリセット
    手動でリセット可能
どんな人が使う機能?
  • テザリング(スマホ共有)をよく使う人
  • モバイルルーター(WiMAX、ポケットWi-Fi)を使う人
  • 通信量に上限があるネット契約の人
  • 通信量が急に増えた原因を調べたい人

※自宅の光回線のように「使い放題」の場合は、あまり使う場面はありません。

ハードウェアと接続のプロパティ

PCに搭載されているネットワークアダプター(Wi‑Fi / 有線LAN など)の詳細情報を一覧で確認するための画面です。この画面は「確認用」であり、詳細なハードウェア設定の変更はできません。

ネットワークのリセット

PC のネットワーク設定を “初期状態に戻す” ための機能です。

ネットワークがうまくつながらないときの「最終手段」に近い位置づけで、Wi‑Fi や有線LANの設定をまとめてリセットしてくれます。

具体的に何が起きるのか

「ネットワークのリセット」を実行すると、次の操作が自動で行われます:

ネットワークアダプターの再インストール

  • Wi‑Fi / 有線LAN などのアダプターが一度削除され、再インストールされる
  • ドライバーも再構成される

ネットワーク設定の初期化

  • IP 設定(DHCP / 固定IP)
  • DNS 設定
  • プロキシ設定
  • VPN 設定
  • 仮想スイッチ(Hyper‑V 使用時)

などが初期状態に戻る

Wi‑Fi の保存済みネットワークが削除される

  • これまで接続した Wi‑Fi の SSID とパスワードが消える
  • 再接続時にパスワードを再入力する必要がある

いつ使うべき?

  • 何をしてもネットがつながらない
  • IP 設定をいじりすぎて戻せなくなった
  • VPN やプロキシの設定が壊れた
  • アダプターが正常に動作しない
  • トラブルシューティングでも改善しない

こういうときに「最後の手段」として使うのが適切です。

実行するとどうなる?

  • 実行後、PC が自動で再起動
  • 再起動後、ネットワーク設定が初期化された状態で立ち上がる
  • Wi‑Fi は再度パスワード入力が必要

この実行は「最後の手段」です。が、この選択に至る時点でハードウェア障害の可能性も視野に入れましょう。

関連設定

Windowsファイアウォール

「Windowsセキュリティ」のファイアウォールとネットワーク保護へのリンクです。「Windowsセキュリティ」については別ページで解説します。

インターネットオプション

ネットワーク関連の高度な設定や旧コントロールパネルの機能「インターネットのプロパティ」へリンクし、通常の設定画面より一段深い操作を行ことができます。

以上、Windows 11 ネットワークアダプターの管理・共有設定・データ使用量・ネットワークリセット[設定>ネットワークとインターネット>ネットワークの詳細設定]でした。

その他のWindows 11に関する設定は → [ こちら ]

hajizo
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では、また~

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